『あるいは佐々木ユキ』の東京での再映の初日。4月6日土曜日、渋谷アップリンクXで、アンコール上映がスタートしました。
初日はあいにくの悪天候にもかかわらず、劇場に足を運んでくださった皆さん、ありがとうございました。

東京にふたたびもどってきた『あるいは佐々木ユキ』。上映後、初日舞台挨拶として、福間監督、主演のユキ役の小原早織さん、香山和久/K 役の籾木芳仁さんが登場。終止なごやかなで、ゆるい雰囲気で「ユキ」の映画をめぐる3人のトークが始まりました。
初日IMGP0782


















まず、出演した二人に監督が、改めて作品の感想を聞くと、「撮影しているときにはどうなるのか全然、想像もつかなかったのに、編集され、音がついた作品になって、へえ、こうなるんだって、とても新鮮に感じました」と小原さんが答えると、籾木さんも「ぼくも、撮影の時には、これがどうなるんだろうって思っていたシーンが、実際に作品となって観ると、編集と音がついて、美しい音色を出していることに感心しました」と、やはり、撮影のあとに続く編集によって完成される映画の醍醐味を語ってくれました。

これを受けて、監督も、「この作品は、撮影の鈴木一博、編集の秦岳志、音響の小川武の三人の優秀なスタッフに支えてもらった」と。
また、主演の小原さんには映画を組み立てるうえでいろいろとアイデアをもらったという監督。作品に登場する「佐々木ユキ主義」の大半は小原さんのリアルな「主義」から半分以上はもらったのだそうだ。
ほんとうは映画の撮影が終わったあとに、実際にフランスに留学した小原さん。映画のなかでは、そのフランスから帰って来たという設定になっていたそうだ。
映画のなかで、小原さんがフランスで撮影した写真も使われていた、というエピソードも含めて、製作の裏話も披露してくれました。
初日IMGP0786


















小原さんは、「なんでもつめこめるのが映画。福間監督の映画では、詩とか言葉とかがつめこまれていて、それがとても自由だなって感じました」。
籾木さんも「福間監督の感性とかがぎっしりつまっているこの作品。どっか心にひっかかる映像があって、変な言い方ですが、それは目をつぶっても観ることのできる映画だし、何回、観ても発見のある映画だと」。
「目をつぶっても観ることができる」映画、という彼の感想にはびっくり。
確かに、そういう観客の感性をくすぐる映画における音の響きのようなものを持っている映画なのかもしれませんね。
初日IMGP0791


















3人のトークは、「映画はやっぱり人間が作るもの。だから、枠にとらわれることなく、いろんなことができる、もっと自由になって、これからも映画を作っていきたい」という監督の抱負も語ってくれました。

初日のスタッフ打ち上げでは、今年の4月に社会人になった主演の小原さんの職場の同期の遠藤萌さんも参加。遠藤さんは瀬々敬久監督が大好きな映画通。福間監督とも大いに話しが盛り上がり、次回作以降、起用しようかなって、思わぬ展開にもなった夜でした(笑)。


宣伝スタッフ:伸之介
写真撮影:ぶー子