INTRODUCTION

 

もうすこし歩いて
  もうすこしへんになってみる。


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2011年、詩集『青い家』で萩原朔太郎賞と藤村記念歴程賞をW受賞した詩人であり、1995年『急にたどりついてしまう』、2008年『岡山の娘』、2011年『わたしたちの夏』と、精力的に映画づくりに取り組んできた福間健二の新作です。

20歳の女の子、佐々木ユキの夢と現実を、インタビュー、詩、ダンスをふくむ斬新な構成によってとらえます。ユキは、その分身的存在や彼女を見守る人物たちと出会い、別れ、次のステップへと向かいます。アゴタ・クリストフ、アンデルセン、文月悠光、そして「青い家」をはじめとする福間健二の詩を盛り込んだ、アイドル・コミック・ポエトリーファンタジー。21世紀の妖精物語です。

主役の佐々木ユキには、『わたしたちの夏』のサキ役で注目を浴びた小原早織。 吉野晶、千石英世、川野真樹子の、『わたしたちの夏』につづくメンバーに加えて、詩人文月悠光も出演しています。
主要スタッフは、『わたしたちの夏』につづいて、撮影・鈴木一博、編集・秦岳志、音響設計・小川武。福間健二のあらたな冒険をささえています。


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